- 2017.10.06
- 子供のヘアケアの注意点
仕事柄、子供のヘアケアの相談をたまに受けたりすることがあります。
そしてそれ以上に多いのが、実際お子様のカットをしていて、感じることがたくさんあり、原因がわかるものから親御さんに伝えていっています。
お伝えすると、『えっ、そうなの』『知らなかった・・』という反応をいただきます。
やりとりする中で非常に多い3つの悩みをまとめてみました。
子供の髪、地肌が臭う
非常に多い悩みの一つですが、子供の髪、地肌の臭いの悩みに関しては、いろいろな原因がありま
すので一概には言い切れませんが、だいたいこれらの症状があるときの大きな要因が、
親と同じシャンプー、トリートメントを使っている
ことが非常に多いです。
パーマやカラーなど髪をダメージしている大人用のシャンプーを子供の髪は必要としません。
髪のダメージがある大人にとっては良いものも子供にとっては、臭い、ベタついたり、かゆみの原因にしかなりません。
もちろん高級な分類に入るプロ用シャンプーを使う必要もわざわざないですので子供用シャンプーだったり、
無添加シャンプーなどで十分です。
シャンプをしてお湯で流す時のきしみは、髪が疎水質になっていて子供特有の健康な状態なので、わざわざ大人用シャンプーでぬるつかせる必要もありません。
流す時の髪のきしみはドライヤーで乾かすと、サラサラヘアに変化すると思います。
子供にとってリンス、コンディショナー、トリートメントは必要なし
リンス、コンディショナー、トリートメントとは、ダメージなどでごわついた髪の滑りを乾かした時に一時的に良くするものです。
ヘアカラーなどで痛みなどない子供の髪には、全く必要のないものです。
子供はよく遊び、常日ごろから大人より汗をよくかきます。
子供の肌は敏感です。余計なものがかゆみやフケ、臭いの原因の一部にもなってきます。
完全にドライヤーで乾かしていない
お風呂上がりの忙しさもあって自分と子供のドライは適当になりがち。
頭が少しでも濡れたまま眠りにつくと、髪がパサパサになったり、絡まりの原因、寝癖がつく他、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌の増殖に伴い、独特の匂いを発します。子供のフケに多いのもドライ不足も原因の一つです。
思春期の子供にありがちなヘアケアトラブル
何かと難しい年頃の子供のヘアケアは結構間違いだらけです。
臭い、フケ、ニキビなどの肌トラブルも多いです。
親が口出ししにくいところでもありますが、トラブルを未然に回避していくためにうまく美容師さんに言ってもらうことも大切ですね。
トリートメントをつけすぎずしっかり流す
年頃の女子はいい匂いのトリートメントがきっと大好きです。
でもこれが原因で嫌な臭いの原因になっている人が多いです。
多分ですが・・シャンプーなど洗うものは最初に済ませて、最後にたっぷりとトリートメントなどを塗り込みます。
匂いを残すためにささっと流して、お風呂から出てくる感じが多そうですが、もしそうだとすれば
実際は流し不足のトリートメントが、地肌、髪の悪臭、フケ、背中のニキビ、顔のニキビの原因の一部になったりします。
ニキビなどができやすい人は、先にシャンプーをして、次にヘアトリートメントをつけしっかり流す
次に洗顔、全身を洗うことで体や肌にトリートメントを残さないことがベターです。
流し不足で蓄積されたトリートメントは独特の匂いが乾かすときにします。(カビ臭い)
とても髪が乾きにくく、実際の髪質より硬くなりやすいなどデメリットが目立つようになってしまいます。
トリートメントを使ってはダメではありませんが、ほどほどにましょう。
若い子のほとんどが、ドライヤーを使うのが面倒くさいと言います。
事実仕事で関わる10代の女性の半数近くがドライヤーの習慣んがないように思います。
髪を乾かさないことは髪と地肌にとってデメリットしかありません。
また、しっかり髪を乾かさないと、雑菌が繁殖しやすくなり臭いの原因、フケの原因になります。
正しい知識を身につけ、まだまだ親がしっかり見守ってあげる必要があります。
小さい子供の髪の絡まり
小さい子供の髪の絡まりが気になりませんか?
よくカットしに来てくれるお子さんの髪が、絡まりの塊になっていることがあります。
髪が絡まる原因は、洗髪した後、しっかりドライヤーで乾かしていないこと。
ハンドブローの際、指をしっかり通しながらドライすることが大切です。
子供の髪の毛はキューティクルが細かく、シャンプーを流す時キシキシした感覚もあるし
ごわついた印象があると思います。
ですが、ドライヤーで乾かしきるとサラサラツヤツヤの髪質になる子が非常に多いのです。
よくからまった状態の髪をブラシで解く人がいますが、間違いです。
細い髪はちぎれ、お子さんも嫌がることと思います。
一度絡まり切った髪は、乾いた髪を指でほぐし丁寧に絡まりを解いてあげてください。
どうしてもほぐれない塊は、ハサミでなるべく最小限にカットしてあげてください。
ほとんどの原因が、ドライ不足、ハンドブローで指をしっかり通すことを怠っていることが原因です
濡れたまま放置した髪の毛は、次第に傷んでしまい、本当に絡まりやすいダメージ毛に変化してしまいます。
最初から絡まりやすいのではなく、ドライヤーで乾かす習慣がないか、乾いていない状況の連続がそうさせているのです。
お風呂をママが一人で入れていたりと大変な状況が多い方が陥りやすいですが、大切なお子さんの髪を綺麗に保てるのは親の気持ち一つです。
子供といえど綺麗な手入れされた髪はわかるものです。
綺麗な髪は元々の髪質も確かに影響がありますが、大半は習慣で変わってくるものだと感じています。
ぜひ小さな頃から、親が手本を見せてお子様の自信、自愛を育ててあげてくださいね。