- 2016.9.02
- BBQでの初来店時のカウンセリング
美容室ではお客様とのコミニケーションをはかるカウンセリングを大事にすることがその時の成功を掴みやすいとされています。
カウンセリングとは専門的な技術、知識を使い相手の悩みなどを聞いたり、解決していったりすることです。
美容師の仕事の範囲で答えると、今日はどのようなことをしてほしいか?ヘアスタイルを変えたいかどうかといったことなどの会話の内容が想像できますよね。
初めてのお客様の9割は、思ったように話せない、伝わらないと言います。
もしかしたら毎月通っててもそうかもしれませんね。
初対面で緊張しない人は少ないです。もちろん私たちプロだってそうですよ。良い意味で緊張しています。
そしてたいした話も弾まぬまま、ヘアスタイルの話になります。
例えばよくない例
(美)今日はどうしたいですか?気になるところや、悩みはありませんか?
(お客様)、、、根元の白髪が気になってて、髪は切りそろえてください。
(美)わかりました。髪は重めがいいですか?軽くしときましょうか・・・?
(お客様)えっ、、怖い すかないでください絶対に・・・
(美)わかりました。他に悩みはありませんか・・・?(笑顔)
(お客様)ありません。どうなっちゃうんだろううまく言えなかったぁ・・
これカウンセリングと言えない感じです。このパターン危険ですよね。
ただしこのパターン、お客様が悪いわけではないです。我々のお勉強不足パターン
もしくは 次の仕事に追われていて 他のお客様をお待たせしている美容師が焦っている状況に多いパターンです。パターンって
実はいくら経験豊富な美容師でも本当に相手のことを理解することや、今の悩みを聞いたところでこの時点ではほとんどのことは解らないし決まっていないのです。せいぜい似合わせぐらい
時間にして5分から10分 あなたは思ったことが伝えられたでしょうか?
もちろん時間がながければ良いということは一切ありません。
今ままでたくさんの方の話を、忙しさの中からお客様の希望、要望を聞いてきました。
だいたいはパッと見ただけで似合わせはわかります。
一言二言、もしくはお任せでデザイン自体は良いのですが
聞いてもらえたぁ。解ってもらえたぁ。感動したぁ。と思うまでには
少しばかり時間がかかります。
その不満足の多くは肝心のお客様が参加し切れていないのです。どこか人任せ・・。
プロなんだから大丈夫だよね。言わなくてもわかるよね。なんて今日どうするかしか話していないわけです。
結構大事なのって、ヘアスタイルも含めてこれからどう魅せてきたいか?どういう理想の自分でどう過ごしたいかっていう感じですよね。
カウンセリングには大人と子供ではもちろん違いますし、さっぱり期待をしていない方は早く済ませますが基本的にご新規様には当店は平均30分ぐらいは聞いたり話したりしています。
ながい方は、最長3時間話します。施術の時間がなくなり予約を取り直しになりますが。
すっきりして涙を流す方もいらっしゃいます。施術が始まる前にも喜んで頂けます。それがその通りに思い通りになったら嬉しいですよね。
ヘアスタイルの話なんてごく一部です。不安がなくなり前向きに挑戦できる状態にすることが
満足する第一歩かもしれませんね。