- 2016.10.11
- まるで少女の頃のようにヘアカタを
幼い頃、遠い記憶の片隅に親に連れられ初めて美容室に行った記憶。
次の記憶は、大好きなヘアスタイルに初めてしてもらった感動、もしくは思ったのとは全然違うヘアスタイルに悲しくて泣きだしてしまった記憶。
ロングから一変、バッサリショートになった時の衝動。
意図しないショートスタイルに、小さいながら戸惑い、この時を境に二度とショートにはしない!!!なんてお話よく聞きます。
私が思うに、多分勝手に美容師さんが暴走し切ってしまうことは昔といえど少ないはず、きっと親御さんが、子供に内緒で切ってしまってくれ・・・と頼まれていることが多い。
好きな人ができる思春期、流行している今時ヘアを、雑誌の切り抜きを持参。(聖子ちゃんとか)一緒にはならないよなんて言われそんなこと言わんでええのにそれでもいいと熱望
結果全然違うが、満足。
世の中が高揚していた時代、パーマといえばソバージュだった。というかパの字を出せばこのヘアスタイルに。ワンレンストレートか、ソバージュか二択を迫られた。
バブルの終わりとともに子供が進学、自分よりも我が子。見たくれも気にせず必死に働いた。家事、仕事に追われ、輪ゴム必須のシンプルなスタイルになった。
時間とコストを節約するため セルフで白髪染めを決行。結果すごく痛んだ。行きつけの美容師さんに怒られた。
ようやく、子供が手を離れ、少し時間にも、お金にも少し余裕が出てきた。友達と出かけることが増えた。
その前に心機一転、美容室へ・・。美容師とのカウンセリングで白髪は気になるが、やりたいヘアスタイルはない。もしくは自分のことはわからない。
やって欲しくないことだけは確実に言える。でもやりたいことはない。
いつもお任せで・・・となるのだ。
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けして大人になるにつれて感動が薄れるのではないのです。ですが美容室に対して若い時のあのワクワク感、期待感がない。なぜだろうかと思ったことはないでしょうか。
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当店では、50代以上の方には、ある種トレーニングのような形で、ワクワク感を取り戻していただきます。ヘアカタログなどを使って
次回ご来店までに、次回やりたい、なってみたいヘアスタイル、もしくはなりたいイメージを持参することです。なんとまぁ単純な・・・
10代〜40代には非常にたやすい宿題ですが、50代ぐらいから徐々に難しく考えがちになります。
この話を切り出した途端、お客様が硬直フリーズするか、あー私なんてあれでしょ、ほら顔とかさぁ、なんとか無理でしょ・・・。とか自滅し始めます。
我々はプロです。そんなことは知ったこと、最初から気にしません。
なりたい、なってみたいイメージで良いのです。
私、自分のことわかんないしさ、ほら・・・。テレビ見ないし・・・。
と言いつつ、カラーの待ち時間ヘアカタを一生懸命見始めます。
大丈夫です。皆さんそこからスタートです。
その宿題がその場でパッとできる方は、美容室を最大限楽しめてきた方が多いかもしれませんね。
苦労する方は、今まで考えたこともないかもしれませんから、当然時間がかかります。
でもそこを乗り越えれば、今の自分に期待し、なりたい自分を再構築し、認め可愛がれる自分自身になるのではないでしょうか。
50〜60代から大人が上手に自己表現するのは難しいかもしれません。
実際たくさんの皆さんの心の変化を見てきています。髪型から全体が変わっていくのです。
髪は体の一部ですが、考え方を変えれば、これから衰えゆく髪ですら素敵に輝きます。細かな輝きにスポットを当てることで今の生活(ライフステージ)がもっと楽しめるかもしれませんね。